2019 年 11 月 15 日~2020 年 3 月 19 日
ミサワホーム株式会社は国内最大のバウハウス関連の作品・資料を有します。その国内唯一のバウハウス専門美術館である「ミサワバウハウスコレクション」において、記念すべき 30 回目となる企画展が開催されます。バウハウスにおける“曲線”に着目した展覧会です。
伝統や慣習を捨て、新しいデザインを目指したバウハウスは、伝統的な形態の代わりに基礎教育で得た基本形からデザインを始めたため、特に1924年をピークに様々な工房で幾何学的な形態にこだわる傾向が目立ちます。しかし、それらはより自然で機能的な方向へと変わっていきます。基礎教育の授業の中でも、幾何学形だけでなく、自然が作り出す有機物・無機物の形態を研究するパウル・クレーの授業などが知られています。
本展では、バウハウスで学び、その後長く活躍した3名、ヘルベルト・バイヤー、マルセル・ブロイヤー、そしてヴィルヘルム・ヴァーゲンフェルトを取り上げ、グラフィックデザイン、家具、 建築、金属やガラスを用いたプロダクトデザインなど幅広い領域の作品群から 75 点が紹介されます。また、開校 100 周年を記念して、ヘルベルト・バイヤーが展示デザインに携わった 50 年記念の世界巡回展と、今年のドイツの取組みについても紹介されます。
主な展示作品:
「広告塔の習作」:ヘルベルト・バイヤー(1924 年)
「バウハウス 50 周年記念展ポスターのマケット」:ヘルベルト・バイヤー(1967 年)
「サイドチェア(タイプ 301)」:マルセル・ブロイヤー(1933 年頃)
「ユネスコビル建築計画書」:マルセル・ブロイヤー(1953 年)
「フロアースタンド」:ヴィルヘルム・ヴァーゲンフェルト(1926 年)
「花瓶」:ヴィルヘルム・ヴァーゲンフェルト(1937 年)
展覧会概要
展覧会名: 「バウハウスの曲線 -バイヤー、ブロイヤー、ヴァーゲンフェルト」
会期:2019 年 11 月 15 日~2020 年 3 月 19 日
場所: ミサワバウハウスコレクション 東京都杉並区高井戸西 1-1-19 ミサワホーム総合研究所内 1F・B1F(京王井の頭線高井戸駅より徒歩 8 分)
URL:http://www.bauhaus.ac/
主催:株式会社ミサワホーム総合研究所
・観覧申し込み方法:完全予約制のため、休館日を除いた前日までに電話予約して下さい。
・TEL:03-3247-5645(1 名様から予約可能)
・開 館 時 間:10:00~12:00、13:30~17:30
・休館日:毎週水・土・日曜日、祝日および 12 月 26 日~1 月 5 日
・観覧料:無料
・関連イベント:学芸員によるギャラリートーク(要予約)
12 月 6 日(金)、1 月 10 日(金)、2 月 14 日(金)、3 月
6日(金) いずれも 14:00 から 1 時間半程度
※ なお、本展は「バウハウスの星座」のスタンプラリーの対象となっています。
展覧会プレスリリース:https://www.misawa.co.jp/corporate/news_release/2019/1115/