本国ドイツの100周年プロジェクト「bauhaus100」の事業の一つとして、バウハウスのレガシーとその今日的な意義を様々な視点から取り上げる雑誌『bauhaus now』 が刊行されています。一年に2冊のペースで出され、創刊号は、昨年、2017年の11月15日にドイツ語版、英語版がそれぞれ出されています。そして、その第2号が、先月、5月23日に刊行されました。
編集の基本方針は、歴史的なレガシーとして語られることの多いバウハウスを、あらためて現代においてその影響と意義を問いかけ、再検証するという点にあります。建築やデザインそして芸術教育などについて今日の課題や現象を、注目されている専門家が論じるのみでなく、現代美術の作家(例えば、創刊号では、マリーナ・アブラモビッチ、2号ではオラファール・エリアソン) も登場し、新鮮な角度からバウハウスに迫っています。
創刊号のテーマは、「モダニティとは態度なのか? 」というもので、バウハウスがその創出の強力な磁場の一つとなった「モダニティ」の現代におけるあり方を問いかけています。2号のテーマは、「未来が生起する場所はどこか?」で、主に都市論的なテーマで編まれています。
創刊号は、すぐに完売となりました。第2号は、発売直後でまだ手に入る状態ですが、日本から取り寄せるのは容易ではありません。ヨーロッパにおけるネットブックショップでの取り扱いがあるので、そちらから取り寄せようとすると、日本へのデリバリーは対応できませんという表示が現れるのです。現地に居れば現地で買い求めるか、知人が現地にいらっしゃる方は、その方にお願いして買ってもらうのが一番確実な入手法のようです。
https://www.bauhaus100.de/…/miles…/10_bauhaus_now/index.html
『bauhaus now』創刊号については、下記のURLでご覧ください。
https://www.bauhaus100.de/…/…/10_bauhaus_now/index_vol1.html