新装版バウハウス叢書の第四回配本(2020年4月刊行)です。今回は、上記の二冊が刊行されます。いずれも旧版上製本は絶版となっていましたので待望の新装版での復刊です。
カンディンスキーの『点と線から面へ』は20世紀の抽象絵画のパイオニアである画家の古典的名著として知られています。『バウハウスの舞台』はバウハウスにおける「舞台」の方向性と位置付けを具に知り、理解する上で貴重な書です。その内容は、創設者のグロピウスが1923年に掲げた重要な命題「アートとテクノロジー 新たな統一」とも密接に結びついており、また、舞台芸術が高度に発達した現代の状況の原点となるビジョンが見られる点でも貴重な書と言えましょう。付録として、グロピウスによる1961年発表の論文「序論[バウハウスの舞台の課題]」(利光 功訳 pp.91-97)も収録されています。
新装版 バウハウス叢書 4『バウハウスの舞台』
O・シュレンマー、L・モホリ=ナギ、F・モルナール 著
利光 功 訳
B5判変型・並製・カバー装・114ページ
▶︎http://www.chukobi.co.jp/products/detail.php?product_id=811
新装版 バウハウス叢書 9『点と線から面へ』
ヴァシリー・カンディンスキー 著
宮島久雄 訳
B5判変型・並製・カバー装・228ページ
▶︎http://www.chukobi.co.jp/products/detail.php?product_id=812
画像: 新装版:バウハウス叢書4『バウハウスの舞台』(利光 功訳 中央公論美術出版 カバー: オスカー・シュレンマー、タイポグラフィー: ラースロー・モホイ=ナジ