10/6,10/24, 11/4

バウハウスで学んだ山脇巌が、帰国後、画家、三岸好太郎のために1934年に手掛けた三岸アトリエは、現在も住宅地にひっそりと残っています。吹き抜けのアトリエに螺旋階段、一面のガラス窓、スチールパイプの家具。三岸好太郎の希望を取り入れてまとめたプランは、まるで三岸との共作のようでした。しかし彼はアトリエの完成前に早世し、妻である画家節子が夫好太郎の夢の結晶であるこのアトリエを守りました。後年玄関に手をいれたものの、印象的なアトリエは螺旋階段とともに静謐な空間を残しています。今回、ゲーテ・インスティトゥート東京で行なわれた映画「TWO HOUSES」(星座035)の上映を記念して、関連写真展をアトリエで開催し、アトリエの特別公開が実現しました。この3日間は予約無しで見学可能です。貴重な山脇巌設計の空間を体験して下さい。アトリエは喫茶スペースも併設します。

イベント名
三岸アトリエ・特別公開
併設展示:写真展「Two Houses / Images」

場所
三岸アトリエ

中野区上鷺宮2-2-16(西武新宿線 鷺ノ宮駅 徒歩8分)
地図はhttp://www.leia.biz/access/

期日
10/6(日)、10/24(木), 11/4(月祝)
10時〜16時(予約不要)

画像: 三岸アトリエ室内(1934年11月に開催された三岸好太郎遺作展の様子)
画像提供: 三岸アトリエ