2003/05/17 (土)
●Mart Stam (Martinus Adrianus Stam) マルト・スタム 1899-1986
オランダの建築家。 アムステルダムで建築を学び、ロッテルダム、ドイツ、スイス等で活動。1924年にはスイスでハンス・シュミットと共に雑誌『ABC/バウエンへの貢献』を刊行(1928年まで)。1926年には既にヴァルター・グロピウスよりバウハウスに招聘されているが、このときは応じなかった。1927年のヴァイセンホフ・ジードルンク展に、最年少の28才で参加し、列状住宅を設計、注目を集める。この時カンチレバーチェアを発表。同年よりフランクフルトに滞在し、ヘラーホフ・ジードルンクの建設に参画する。1928年から29年まで、バウハウスの非常勤講師として建築と都市計画の基礎原理を教えた。1930-34年には、マグニトゴルスクなどのソビエトの新都市計画に従事した。1935年にオランダに戻り、1939年にはアムステルダムの芸術工芸研究所(Instituts fuer Kunstbewerbeunterricht)の所長となる。1948-52年、彼は東ドイツで仕事をし、53年にオランダに戻るが、66年よりスイスに移住。1986年死去。(k.s)
[mission4 解説に戻る]
|